Egurotのブログ

教職勉強会の師範のブログ

コロナによる休校 みんなは何て答える?

新聞の投書欄に、埼玉の小学生が次のような文章を投稿していました。

新型コロナウイルスがはやり、小学六年生の三月から突然休校になりました。

卒業式はしましたが、急に学校が終わってしまったので、いまだに卒業したという実感が全くありません。

かといって、中学校に入ったという実感もありません。

ぼくは本当に中学生なのでしょうか。

学校に慣れないうちに多くの課題を出されても、習っていないところは勉強できません。もやもやとした気持ちの毎日です。
最近、「今が正念場」という言葉をよく聞きますが、ずっとそう言っているので、いつが本当の正念場なのかと思ってしまいます。休校が続けば、校外学習や体育祭などもなくなってしまいます。 それなら、九月入学にして、全ての行事をみんなで楽しくできるようにしてほしいです。」

これを、読んで考えてしまいました・・・

地域によっては遠隔授業をやっている学校もあるようです。しかし、地域の格差が出始めているとも言われ、また、ネットに繋がられない、パソコンも無い家庭の子どもたちが多くいるという報道もあります。

この投書をした、中学1年生に皆さんだったらどんなことを話しますか?

今年度の教員採用試験では、きっと「コロナによる休校について何か考えたことがありますか?」という質問があるでしょうね。私が面接官なら聞きます、即答できるか・・・これが、将来教員を目指す皆さんの資質を直截的に表すと思うからです。

現在、全国の先生方は頭を悩ませていることでしょう、遅れた学習をどう取り戻すか、再開するにはどんな環境整備が必要か、再開後にまた休校になることを想定した準備はどんなことがあるか・・・考えるとキリがありません。

ぜひ、このテーマについてもいろいろな角度から考えてみてください・・・・

 

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