新学習指導要領を理解しよう！①
１ 新学習指導要領は重要だ！
さて、教員採用試験でしっかり頭に入れておきたいのが、「学習指導要領」ですね。学習指導要領は大きく、①学習指導要領とはなんぞや？②学習指導要領の歴史そして、③新学習指導要領についてが出ます。そして、その新学習指導要領の方向性を示したのが・・・
「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領の改善及び必要な方策等について」中央教育審議会答申（2016年12月）です！
学習指導要領は、戦後ほぼ10年おきに、社会情勢を踏まえて改訂を繰り返してきました。
学習指導要領は、皆さんもご存知のように「詰め込み教育」の時代あり、「ゆとり教育」の時代ありを繰り返してきました。そして、この答申は、まさに現在の平成29年・30年版のいわゆる「新学習指導要領」改訂の基本中の基本を、教育の有識者会議である「中央教育審議会」が文部科学大臣に報告（答申）したものです。
したがって、この中身を理解すれば「新学習指導要領」（つまり、あなた方が教員として学習指導をするためのバイブルです！）が理解できるわけで、これを理解していることが、採用試験合格の必須条件です。
２ 重要なポイント
しっかり頭に入れるべきポイントは４つです。
１；社会の変化に目を向け、「社会に開かれた教育課程」を実現すること。
２；教育課程を常に見直し、改善する「カリキュラム・マネジメント」を行う。
３；これからの子どもたちに育成すべき資質・能力の３つの柱
①「何を理解しているか、何ができるのか」（生きて働く「知識・技能」の習得）
②「理解していること・できることをどう使うか」（未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力」の育成）
③「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」（学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性」の涵養。
４；「主体的・対話的で深い学び（アクティブ・ラーニング）」のいつ限に向け、授業改善の取り組みを行う。
まずもって、「新学習指導要領とは？」の答えは、上記の４点を挙げれば正解！ここは、頭に叩き込んでおこう！明日テストするよ・・・
それぞれの中身については、次回以降丁寧にみていきましょう・・・本日はここまで。
