教員採用クイズ① 「学習指導要領」編
今日は、学習指導要領に関しての問題をクイズ形式で!
◯か×か?×ならどこが違うのか?
答えは、一番下です。全て答えてから答えを確認しましょう。
Q1学習指導要領とは、全国的に一定の水準の教育を受けられるようにするため、国が学校教育法等に基づき定めるもので、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準である。
Q2学習指導要領は、学校教育法施行規則において、 文部科学大臣が告示として公示する教育課程の基準であるが、法的拘束力は持たないとされている。
Q3昭和43〜45年の改訂では、授業時数をこれまでの最低時数から標準時数として示すようになった。
Q4平成10〜11年の改訂では、「ゆとリ」の中で「生きる力」を育む観点から、完全学校週5日制の導入の提言や小学校3年生以上に「総合的な学習の時間」、小学校低学年に「生活科」の新設が行われた。
Q5平成30〜31年版の新学習指導要領では、子どもたちに育成すべき3つの資質・能力を「確かな学力」「健やかな体」「豊かな心」としている。
Q6平成30〜31年版の新学習指導要領は、「何ができるようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」「子ども一人一人の発達をどのように支援するか」「何が身に付いたか」「学びをどう活用するか」という6つの枠組みに沿って構成されている。
これより下は解答です。
A1× 違います!学習指導要領は、「国」が定めるのではなく「文部科学省」ですね。
A2×学習指導要領は、法的拘束力を持つと理解されています。なお「告示」とは公の機関が決定したことを広く一般国民に知らせることです。
A3◯正解です!昭和43~45年の改訂のその他の主な特徴も覚えましょう!
①理数系の教科において「教育内容の現代化」が図られた。
②「特別教育活動」と「学校行事等」が統合され「特別活動」となった。
③中学校の特別活動の内容として、必修の「クラブ活動」が新設された。
A4× 小学校低学年に「生活科」が新設されたのは、平成元年の改訂時。平成I0~11年の改訂においては、「総合的な学習の時間」が新設であるが、他に、高校に「情報」「学校設定教科・科目」が新設されています。
A5×「確かな学力」「健やかな体」「豊かな心」は生きる力の3つの要素です!間違わないように!新学習指導要領において掲げられている、子どもたちに育成すべきの資質・能力は①「知識及び技能」②「思考力・判断力・表現力等」③「学びに向かう力、人間性等」の3つですね。これは、絶対に覚えておかなくては!
なお、学校教育法に定められている、学校教育において重視すべき3 要素は「知識・技能」「思考力・判断力・表現力 等」「主体的に学びに取り組む態度」。この違いをしっかり頭に入れましょう。
A6×「学びをどう活用するか」ではなく「実施するために何が必要か」が正解。この辺りは、正確な言葉を覚えたいですね!